基本的に、春のお彼岸も秋のお彼岸もすることは一緒です。

お墓参りの仕方

・お墓参り
・お墓の掃除
・お仏壇、仏具の掃除
・お供えもの、供花を用意する

一般的にお墓参りは、お彼岸期間の7日の間に行います

①最初にお墓参りに行ったら最初にやることは、お墓の掃除です。

②お墓の周りのゴミや雑草を取り除きます

③墓石は水をかけて洗い流します

④丁寧に洗ったら、花立や香立をお供えをします
花立にきれいなお水を注ぎ、新しいお花を入れます。汚れていたらお花は長持ちしませんので、綺麗にあらってからお花を入れましょう。

注意点として、お菓子や果物などのお供え物は直接置かず、半紙を二つ折りにした上に置きましょう。

基本的にはお供え物は帰りに持ち帰るようにします。

お供え物の注意点

<お酒>・・・個人の好きだったお酒を墓石にかけるのはやめましょう。化学変化で墓石が変色することがあります。

<カン類>・・・アルミ缶の場合は、墓石の上に缶のあとができてしまいます。スチール缶の場合は、サビがしみ込んでしまうので、カン類を置いていかないようにします。。
<果物やお菓子など>・・・カラスなどがきて食い散らかしてしまい墓石の周り、また、他の墓石にも汚してしまうことがありますので、お供えした供物は、お参りが済んだら、その場で頂くか持ち帰ります。

<線香>・・・線香を横にして上げる香炉は、多量の線香を焚くと高熱を発し、香炉にヒビが入ることがあります。また、線香を焚いた後に水をかけて急に冷やすと、ヒビが入りやすくなりますので注意してください。

おはぎはいつ、何回食べるの?

お彼岸の期間は計7日間。

中日にあたる秋分の日に、おはぎを食べるのが基本です。

回数については1回だけで十分なので、食べられるぶんだけ用意します。

ただし、秋分の日にどうしても食べられないときは、別の日にずらしても構いません。

特に今は昔と違って、中日以外のお彼岸時期に食べられることも多いようです、

お月見はいつ?

一般的には、満月を眺めて楽しむことを「お月見」といいます

お月見は、年に2回行われる行事です。

  1. 中秋の名月にちなんで、秋分の日に近い満月の夜に行うお月見のこと。一般的に、十五夜と呼びます。
  2. 旧暦の9月13日の夜に行うお月見のことで、十三夜と呼びます。

中秋の名月と呼ばれる9月の十五夜が、お月見を行うメインの日です。

2021年9月21日(火)が満月ですが、この日を十五夜とよびます。

そもそも、お月見って?

中国から伝わってきたと言われている、月を鑑賞する風習の始まり。実際には定かではありません。

日本での始まりは平安時代といわれています。朝廷のような高貴な人達によって行われる行事あり、今のようにお団子を食べるより、月を見ながらお酒を飲んだり歌を歌うなど、月を眺めながら楽しい夜を過ごしていたといわれています。
その後、室町時代に入ってからは、お月見の習慣は庶民へと広がり派手な宴会から、徐々にしっとりとした月を拝む習慣に変化していき、現代の形になりました。

まとめ

年2回の春と秋のお彼岸。季節が移り変わり、この世とあの世が近くなるお彼岸。
お彼岸の意味を知ったうえで、お墓参りやお寺参りをして、亡くなった人々を偲んでみませんか?意味を理解していると、なんだかいつもと違う気持ちでお参りすることができます。